2010年06月26日

『ペットフード産業』の闇 原料 実は動物性油脂(脂肪)が1番危険かも?



Health food for dogs

dog food



実は動物性油脂(脂肪)が1番危険かも?

粗悪な原材料と言えば、肉類・副産物・副産物粉などに使用されるものを思い浮かべる方が多いかと思います。

しかし、1番問題なのはこの「動物性油脂(○○脂肪とも表示される)」なのです。

この動物性油脂の製造工程で、同時に生産されるものとして有名なのが、狂牛病で問題になった「肉骨粉(にくこっぷん)」です。

では、そもそも動物性油脂とは何なのか考えてみてください。

あなたが愛犬に食べさせているフードのパッケージに動物性油脂と書かれていませんか?


動物性油脂(○○脂肪)という表示

この動物性油脂(○○脂肪)というものは、ドッグフードには欠かすことの出来ない成分です。

ドライフードは高温で加工されるために、本来スカスカのスポンジ状態になります。

そのままではとてもドッグフードとは呼べる物ではないので、そこに色んな栄養素などを後から配合して行きます。

その加工段階で添加されるの成分の1つがこの油脂・脂肪です。

ドッグフードを触ると手が油っぽくなるのはこのためです。


最悪!な動物性油脂(脂肪)

これは1990年の2月、ネクサス・マガジン誌が迷い犬や猫、道で轢かれた動物などがどのようにして廃肉処理業者らによって回収され、またこれらの原料がどのようにペットフードに使用されているかを詳細に報告したものを翻訳した記事です。

引用:
処理業者の工場の床には死んだ犬や猫、羊や豚、馬などの家畜の頭や蹄、スカンクやネズミ、アライグマなどが積み上げられ「原料」として処理を待っている。

90度の温度で処理されるこれらの死骸はそれ自体の生命を持っているように動いて見えるが、これは無数に発生した蛆(うじ)のせいである。

二重のバンダナでマスクをした作業員がボブキャット小型ブルドーザーで「原料」をすくい上げ、これを10フィートの深さのステンレス製の容器に投げ入れる。

彼らはメキシコからの不法労働者達であり、この誰もやりたがらない仕事を引き受けている。

容器の底にある巨大な螺旋カッターが回転を始め、骨が砕ける音や肉が削がれる音が聞こえてくるが、これはとても忘れることができない悪夢の中の音のようだ。

レンダリング(Rendering:廃肉処理)というのは動物原料を調理して水分と脂肪分を分離する処理過程のことである。

レンダリング工場はいわば巨大な台所のようである。

この料理人は「シェフ」として一定の比率に従って、ペットや家畜の死骸、鶏ガラ、スーパーマーケットの廃棄品などを混ぜ合わせる。

これらのかたまりはある程度細かくなった後に、より細かく粉砕するために別の粉砕器に移され、今度は280度で1時間調理される。

これらの調理処理は1週間に7日、24時間ノンストップで行われ、熱い「スープ」のなかで肉は溶けて骨から分離される。

この過程で「スープ」からは黄色のグリースや獣脂が表面に浮き上がってくるが、これはすくい取られる。

その後、この調理された骨と肉はプレス機にかけられて残りの水分を絞り落とされてから粉砕されて粗い粉になる。

そしてこの粉はふるいにかけられて大きめの骨のかけらや毛などが取り除かれる。

この工程が完了すると、そこには黄色いグリースと肉骨粉(にくこっぷん)が出来上がっている。

”アメリカ獣医学研究”誌が述べているように、このリサイクルされた肉骨粉は養鶏や養豚用の飼料に含まれるタンパク質その他の栄養素の原料となっているが、これはペットフードにおいても同様である。

これは、量は少ないものの牛や羊の飼料にも使われている。

獣脂も同じように「エネルギー源」として動物たちに与えられている。

毎日、アメリカ中の何百ものレンダリング工場からは何百万トンものこの「栄養補強飼料」が出荷されているが、その搬入先とは養鶏場、牛舎、酪農場、養豚場、魚の養殖場およびペットフード工場などである。

これらの搬入先ではそれぞれに他の飼料との配合が行われ、最後には人間がこれらをまた食べることになる生き物たちに与えられている。

レンダリング工場はまた別の特色も持っている。

ある特定の製品工程に対する品質表示は、その工程において優勢となる動物の種類に従って決められる。

これらの表示は、牛粉、牛肉派生物、鶏粉、家禽派生物、魚粉、魚油、黄色グリース、獣脂、牛脂、鶏油などとなる。

レンダリング工場は動物を最終的にリサイクルしているものであり、これはこの世界で最も重要な役割を担っていると言える。

もし、レンダリングというものが無かったならば、我々の街は病原菌だらけの腐敗した死骸の山に埋め尽くされる危険に曝されることになるからだ。

こうなったら致死性のウィルスやバクテリアが人々の間で猛威を振るうことになるだろう。

原料の供給をはるかに上回る需要がある飼料業界において、死というものは第一の必需品である。

しかし、この廃棄物管理を通して出来上がった手の込んだ飼料生産システムというものは、リサイクルの悪夢というところまで進化してしまっている。

レンダリング工場は毒性の廃棄物を不可避的に処理してしまうのだ。

原料としての動物の死骸はありとあらゆる欲しくもない成分を含んでいる。

汚染された家畜や非合法のDDTが混入した魚油、サバやマグロによって吸収された有機リン酸系化合物などによって、いろいろな農薬がレンダリング工程に入り込む。

また、しばしば処理容器の中にはノミ取り首輪をつけたままの動物が投げ込まれるが、ここでも有機リン酸系の除虫剤が混入する。

家畜用の除虫パッチからも除虫剤のダーバンが混入する。

そして、家畜に施された抗生物質が染み出し、ペットからは安楽死に使われた薬剤が溶け出してくる。

重金属もペットの鑑札や手術用のピンや針金などから混入する。

そして、プラスティックの手綱でさえ容器に投げ込まれ、スーパーマーケットからはラップやスチロールの容器に包まれた賞味期限切れの肉や鶏肉、魚などが運び込まれる。

作業員は誰もこの何千もの廃棄された肉の梱包を剥がすような退屈な雑用をやっている暇などはないのだ。

プラスティックに関しても、この他に家畜の鑑札や除虫パッチ、獣医から送られてくるペットの死骸を入れた緑のバッグなどとして処理容器の中に追加される。

高騰する労働者の賃金は、食肉販売業者が不正をはたらく一つの経済的要因だろう。

また、レンダリング工場の経営者にとっては廃棄されたTボーンステーキのラップを剥がしたりノミ取り首輪を外すといった作業はコストに合わないものだろう。

毎週、処理工程に流れ込む何百万ものプラスティックで梱包されたパック肉は動物飼料としては望ましくない成分のうちの一つとなる。

どうでしょう..... 私が始めてこの記事を読んだ時に激しい怒りが込み上げると同時に、強い吐き気をおぼえました。

可愛い愛犬にゴハンをあげる時、一生懸命食器をキレイにしてあげたり、おやつもなるべく安全なものを、と考えて与えてきたのに、1番肝心のドッグフードに、

・ノミ取り首輪
・ネームプレート
・発泡スチロール
・殺虫剤
・農薬
・手術用の針
などが混ざっていた可能性があるなんて。

レンダリングの話はなにも海外だけの話ではありません。


日本にもレンダリング工場が存在しています。

引用:
日本共産党徳島県委員会の「県議団だより」によれば、「犬・猫が肉骨粉に!県当局事実認める」との見出しで、徳島化製事業協業組合に対する疑惑を指摘している。
『12月13日(2001年)の県議会同和・人権・環境特別委員会の質問で、山田豊県議が徳島化製への犬猫処理問題を追及しました。
神野保健福祉部長は徳島市、鳴門市、佐那河内村が徳島化製に犬猫の死骸処理を委託契約していたこと、それが肉骨粉になっていたことを認めました(中略) 徳島市は、1978年から徳島化製に処理委託を開始。
昨年度は野犬、野猫、飼犬、飼猫あわせて3493頭の処理を390万円で依頼』

さらに続きます。

引用:
今もこうした肉骨粉がペットフードに使われている可能性は大きいと思います。
だとすれば、超格安で売られているペットフードを食べさせるということは、大事な犬や猫たちにペットとして飼われていた犬猫の死骸を食べさせていることになるわけです。
そして今、狂牛病問題で一時流通がストップしている肉骨粉は、「飼料やペットフード用として使う場合に限り」その出荷が認められている。
廃棄物は犬や猫にでも食わせておけというのだろうか・・・。 ペットフードで健康になる『著・坂本徹也(光人社)』より。

年間約50万頭もの犬猫たちが殺処分されています。

その全てが正規のルートで処理されているのかは分かりません・・・
中にはペットフードとして「リサイクル」している業者がいても不思議ではありません。

ただし、最初に申し上げた通り、全てのドッグフードメーカーがこのような最悪な原料を使用している訳ではありません。

使用されている動物性油脂が良質かどうかの判断を、ドッグフードのパッケージから判断するのはちょっと難しいかもしれませんが、せめて、

・「鶏肉油脂」
・「ラム脂肪」

などのように、どの動物から採った動物性脂肪なのかをちゃんと表示しているドッグフードを与えるべきです。

また、それらの動物性油脂(脂肪)は大変酸化しやすい性質なので、どの様な方法で酸化を防止しているのか、詳しく表記しているドッグフードを与えるようにして下さい。
(例:ビタミンEで酸化防止・・・など)

ただ単に「動物性油脂」とか「動物性脂肪」とだけしか表示していないドッグフードは、与えない方が良いでしょう。

イヤ、絶対に与えてはいけないでしょう。


動物性油脂が出来るまで

動物性油脂は、食用油脂・工業用油脂・飼料用油脂に分類されます。

飼料用の油脂は、凝固温度が40℃以上の物をタロー、それ以下の物をグリースと称しています。

この動物性脂肪はたんぱく質は含んでいませんが、脂肪を99%含有しており、その消化率は90%以上と高いものです。

さて、ではこの動物性油脂がどのようにして製造されるのかご紹介しましょう。

皆さんご存知、『ラード』を例にとって説明して行きます。

まず、豚から摂れる脂分をミンチ状にして加熱(茹でる)します。

そして、表面に浮いてくる脂をすくい取って固めるとラードの出来上がりです。

同じ「ラード」でも製造メーカーによっては品質も様々で、豚一頭からわずか3〜5%しか摂れない背脂のみを使用して、筋・皮・膜・血液などが混入しないように手作業でゆっくりと時間をかけて作られる「ラード」もあれば、そこまでの手間をかけずに大量に生産することだけを目的とした「ラード」もあります。

安い物と高価な物は製造過程で決定します。

同じくして、ペットフード用に使用される動物性油脂にもランクがあります。

良質なフードメーカーの使用する動物性油脂は、私たち人間の食用レベルのものですが、最悪な物は信じられないくらい最悪です。










ニックネーム Buddy Dog at 15:35| Comment(0) | フードの闇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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